梅雨の除湿対策

梅雨空の宮崎市よりアンティの永冨です。こんにちは。
昨日28日、九州北部地方と四国地方も梅雨入りしました。5月の梅雨入り発表は2013年以来5年ぶりなんだそうです。因みに先に梅雨入りをしております、沖縄・奄美地方は平年の16%程度しか雨が降っておらず、空梅雨傾向にあると今朝の天気予報で伝えられておりました。

さて梅雨時期になると良く聞かれますのが「湿気対策」ですよね。
本日はこの湿気対策=除湿対策についてご紹介いたします。

先ず梅雨時期の湿気が気になる理由ですが、空気はその時の温度によって、空気の中に含む水分量が変わるそうです。低い温度であれば水分量は少なく、温度が高くなるにつれて含む水分量は増えます。その為、温度が高くなる6月・7月は空気そのものに含まれる水分量が多くなる為、体感として湿度が高く「湿気がある」とかんじるそうです。

では湿気が高くなるとどうなるか?というと、カビにとって絶好の繁殖条件がそろっている!!というわけです。このカビはその胞子を吸い込むと健康に悪影響が出るほか、アレルギーの原因にもなります。その為にも、カビが生えないように梅雨時期は特に湿気対策を怠らないように気をつけましょう。

では身近な除湿対策アイテムをご紹介いたします。

家庭で私たちが今日から始めることができる湿気対策をお伝えします。

【新聞紙】
紙類は湿気を吸い込む性質があります。中でも新聞紙は表面に細かい凹凸が多く、見た目以上に表面積が広いために湿気を吸い取る力が大きいのでおすすめです。湿気が気になる場所に置くだけでもいいのですが、一度クシャクシャにしてから広げるほうが湿気を吸い取る力がますのでおすすめ。押入れの中やシンク下の隙間、家具の後ろなどに入れ時々取り換えるといいです。

【重曹】
エコな家庭用品としても活躍の重曹は、湿気を吸い取る力があります。また、ニオイも一緒に吸ってくれるので、「脱臭・湿気取り」としてぜひ湿気対策に取り入れたいアイテムです。
重曹除湿剤をつくるには、次の材料を準備します。
・重曹・ハッカ油・ガーゼ(通気性の良い薄い布)・輪ゴム・コップ(ガラスか陶器)
ちいさいお子さんがいる家庭では、家のどこへでも安心して置けるように、食品グレードの重曹と、天然ハッカ油を準備するのもおすすめ。一般的に、重曹は胃のもたれや胸やけを抑える制酸薬として、ハッカ油は紅茶やリキュールなどの香りづけに使われるものです。この組み合わせだと、万が一、お子さんが口にしたことを考えても安心できますね。それでは、つくり方の紹介です。

1.コップに重曹を入れる
分量は、半分以上であればOKです。
貝殻や造花、ポプリなどの飾りを入れると、おしゃれになります。
その場合は、重層をほんの少しだけ、少なくいれます。

2.ハッカ油を垂らして軽くかきまぜる
数滴で十分です。
スプーンで軽くかきまぜて、全体になじませます。
ハッカ油のさわやかな香りが、湿気がつくる嫌な臭いを消してくれます。

3.ガーゼをかぶせる
ガーゼをかぶせたら、輪ゴムで止めます。
上から麻ひもを巻くと2~3ランクおしゃれになります。

今回は、ガーゼを使いました。
ガーゼがお手元にない場合は、薄手の布でもOKですよ。
大切なのは、通気性がよいことです。

4.できあがり
できあがったら、湿気が気になる場所に置きます。
しっかり除湿するには、間口の広いグラスやビンを使うと効果的です。
重曹が空気に触れる面積を増やすわけです。
湿気を吸った重曹は塊になります。そのまま捨ててしまわず、次は磨き粉として掃除に使いましょう。

【木炭】
昔から生活の中で使われてきた「木炭」も、湿気とニオイを取るアイテムの一つです。木炭にはポンプのような作用があり、湿気が多い時には湿気を吸い込んで木炭の中にため込みます。そして湿気が少なくなると湿気を吐き出して空間の湿度を一定に保とうとする働きがあるのです。床下に湿度調整のために木炭を入れ、カビの対策をするという建築上の工法もあるくらい木炭の効果は確実。湿気やニオイを吸わなくなってきたなと思ったら天日干しすれば効果が蘇ります。何度でも使えるエコなアイテムですよ。

上記に合わせて最も効果的なのが「換気」です。
窓を二か所以上開けて空気の通り道を作り、換気はお部屋全体だけでなく、押入れや下駄箱、シンク下などもこまめに行うようにしてカビが生えるのを防ぎます。こまめに換気して空気を入れ替え、気分もリフレッシュしましょう!

本日は少々長くなりましたが、梅雨入りしたばかりですので、今からでも除湿対策を行ってカビの無い、快適な梅雨を過ごしてみてはいかがでしょうか?
それでは~☆


投稿日:2018/05/29   投稿者:-